日々の暮らしにもう一匙(さじ)
feminimalistサイトでは、素敵な暮らしをされている方をご紹介させて頂いております。
北海道在住のグラフィックデザイナーのMEGさん。雑誌にも掲載されるようなお部屋で、素敵な暮らしをされているMEGさんに理想の暮らしについて伺いました。
理想の暮らしについて
皆さんは理想の暮らしについて考えてみたことってありますか?
私の「理想の暮らし」について綴ってみますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
インテリア全盛期~暗黒時代
思い起こせば私は、子どもの頃からお部屋作りが大好きでした。
北欧風にしたり、アジアンテイストにしたり、モノトーンで統一したりと、本当に色々やりました。そんな私ですが、子育て中は今よりずっと時間も余裕もありませんでした。その上、散らかす者が家の中に何人もいる状態だったので、元々掃除や片付けが得意ではなかった私は完全にお手上げ状態となり家中荒れ放題。そんなすさんだ毎日を送り、どんどん心が干からびた時代もありました。
新時代の幕開けで気づいた事
その後、子ども達が大きくなって人生の大断捨離(離婚)をし、何も持たずに新しい生活を始めました。あの頃は本当に必要最小限の物しか揃えられないぐらいお金がありませんでした。でも、心だけは日に日に解放されていってどんどん自分らしさを取り戻し、心が潤っていったのをよく覚えています。
そんな風に「時間がない」「物がない」「お金がない」時代を経た
私はある事に気づきました。
・大切なのは何よりも心の健康である
・お部屋と心は密接に繋がっているという事
心地よい暮らしが良い循環を作る
お部屋が荒れていると心も殺伐とします。
暮らしが雑だと自分を労わってあげる優しさを失い人にも優しくできません。
逆もしかりで、ストレスにまみれていると丁寧に暮らすことができなくなり、そこからさらに悪循環を生みます。
だから、私は花に水をあげるように、毎日自分にも潤いを与えてあげることにしました。
そこにもう一匙ある物をプラスすると、さらに心が豊かになることにも気づきました。
お部屋を丁寧に整える習慣をつけると、不思議と心が穏やかになり良い循環が生まれるようになりました。
自分らしさをプラス
お気に入りの家具や雑貨を並べたら、プラス一匙、例えば私ならかわいい小枝や雑草を拾ってきて飾ります。
ほんの一匙「自分なりの彩り」を添えるんです。
そのアイデアがピタリと来ると「ハマった!」という喜びが溢れますし、それだけでぐんとお気に入り度がアップします。
そして他のどこにもない自分だけの癒し空間が誕生します。
視点を変えて自分らしさを発見
自分らしさのエッセンスは、人それぞれ違うからこそ、それを探すのも楽しいですよね。
でもそれはきっと、難しい事なんかじゃなく、どこにでも転がっている普通の毎日を違う角度から見て良さを再発見してあげることなんじゃないかなと思うんです。
そんな自分らしさのエッセンスを一匙加えることができたら、きっと心はいつもみずみずしいままでいられるのではないでしょうか。
理想の自分であるために
私達は毎日、外の世界で頑張っています。頑張って頑張って、少し乾いてしまった心と身体を毎日潤してくれる空間、そしてまた次の日からも外の世界で頑張れるように送り出してくれるような…そんなお部屋作りができたら、きっと毎日心穏やかに居られるような気がしませんか?
植物を愛でるように自分の心に水を注いであげる毎日。
私にとって理想の暮らしは豊かな心で自分らしく居られる毎日なんだと思います。
本当に大切な物はお金では買えないから。(もちろんお金は欲しいですけどもね。笑)
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